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一般民事事件における判例

インターネットオークションにおける、免責特約の範囲を解釈により制限した事例
事案は、自動車の修理・販売を業とする会社の代表者が、自社で使用する車両運搬用の車両をインターネットオークションの入札代行会社に依頼し、落札したところ、オークション画面に説明のない不具合が見つかったものの、入札代行の会社は、オークションサイトに免責特約があり、走行距離が11万kmを超えている、あるいはラジエーターの不具合は免責特約の対象であると言って、泣き寝入りを要求したために、買い主が激怒し、売り主に瑕疵担保責任を求めた事例
免責特約の適用範囲が争点となるも、瑕疵は現物を見たものにはすぐに気付く反面、ネットオークションの買い主は端末でしか、その物を見ることができず、また説明にない瑕疵は存在しないと信じて入札するのが通常であることから、免責の特約は及ばないと判示したもので社会通念にも合致した判断
オークションサイトは一見である買い主より反復して顧客となる売り主の方を向いて、商売をしようとするが、自動車整備工場の一般消費者よりも対象商品に対し知識を有すると思われる者であっても、画面に現れない説明は知りようがないのであり、一般消費者に置き換えればなおさらである。いたずらに免責特約だけを振りかざしたところで、本裁判例のように、免責特約は万能ではないことを肝に銘じ、端末の前の一般市民と向き合う商取引を行うべきであろう。






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