Home>判例紹介

多重債務事件における判例

アイフルとライフカードにおける吸収分割による責任の帰趨
株式会社ライフの会社更生に伴い、アイフルがライフを吸収合併したことは業界では交知の事実
ところが、今は株式会社ライフカードと株式会社ライフは別の法人ということになっていてアイフル=株式会社ライフだが、株式会社ライフカードは別物だという主張がなされることがある。
まあ、法律を正しく読めば、そんな主張は通りませんが。
ところが、法律を正しく読めない残念な元裁判官が昔最高裁の法壇に立っていたことがある。
うんざりするような話だが、会社分割の場面だけでなく、合併、営業譲渡でも全く同じ理由で、責任の所在を債権者(過払いの場合は借主)の関与無しに一方的に決めることは出来ない。
法律も理解出来ないアホが最高裁の法壇に居たことは、我が国の司法の黒歴史であるが、今回は、そんなアホな裁判官ではないので、きっちり、法律に従って解釈、判決がなされた。
タイムリーな話だが、アイフルとビジネクストの事例でも、当然本件判例と同じ解釈結果になると思うよ。
この判例を受けてアイフルが対応を変えれば別だけど。

あと、どっちでも良いっちゃあどっちでも良い話だが、過払いの後、継続して貸し借りが行われると、再度貸付残高が残るという場面を弁護士はよく経験すると思うけど、この時残高が10万円未満で残るからって、利息制限法利率が20%になるわけじゃあないんだよね。
アイフルのなりふり構わない主張で初めて見たが、まあそんな下手な鉄砲に動揺するほど素人さんでもないので、あっさりばっさり。

惜しむらくは、返済日が数日遅れたとかいう部分に遅延損害金率を適用する(その代わりその後の返済分については再び期限の猶予を与えたと認定する)という裁判官の方針なんだそうで、その分だけ、一部請求棄却になっちゃったんだよね。

あと、吸収分割による責任の一方的な回避は許さないが、分割後の不当利得は「不当利得」で訴訟物を構成する以上は、不当利得者は会社分割の効力をどうこう言う前に、分割後の会社だけでしょ、ということで(被告から反論が出ていた訳じゃないんだけど、この部分争点として漏れちゃったから、原告で弁論再開して、別の主張付ける?と裁判官に判決直前に打診されちゃった)が、すでに分割の争点を争って、被告アイフルが調査嘱託の申立までするもんだから、3期日くらい費やしちゃっていて、原告、実は残債残っている業者が居て、分割で返していると利息が無駄なことに加え、アイフルが本当に倒産するんじゃないかと思えるところもあるので、下手に裁判長引かしてもしものことがあると大変なので、もういいっす、その争点は次に同じ話になったときにやります、と言ってその部分だけ請求棄却(といっても分割を受けた俺の責任だ、ってわざわざライフカードが訴訟参加していうもんだから、訴訟参加の効力が判決で及ぶんだよね)にしてもらったのです。
ということで、今回の判例の最大のポイントは、
どこかの元裁判官が法律も理解出来ないということが明らかになった判例ということ









ページトップへ

京都寺町法律事務所

住所:〒604-0993 京都市中京区寺町通夷川上る久遠院前町671-1
寺町エースビル4階
TEL:075-222-7090
FAX:075-222-7091
Copyright (C) 京都寺町法律事務所 All Rights Reserved.