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アイフル1日遅れたら遅延損害金?

どこかの最高裁が、1日遅れたら、一括で全額の支払いにつき遅延損害金の請求をするのは信義則に反しても、当該支払時期に遅れた分について、送れた日数だけ遅延損害金処理するのは、信義則に反しないとか言うもんだから、こぞってそんな主張をどこの消費者金融(通称「サラ金」)もするようになってしまった。
まあ、いろいろとおかしいと思うので、もっと抜本的な法解釈でおかしいと裁判所には認定してもらいたいのだが、最高裁判例が出ると思考停止して右に倣うね。
で、本件は個別の事例判断というもので、法律の解釈において一般的に、とまでは行かないものの、アイフルという消費者金融に対しては、実はこの支払期限を過ぎた、支払い分について、利息制限法の上限遅延損害金率による請求をするのはおかしいですよ、という個別の事例を指摘して、裁判所に逆転判決を受けるのを恐れたアイフルが、すんません、おっしゃるとおりで和解しますということで、まあ、控訴人であるこちらがわも間に入った高裁の面子を保つために、一定の譲歩を要求される訳です。
溜飲を下げる理由としては、原審で敗訴した部分、つまり、1日遅れたら当月の支払い分については遅延損害金率による請求を認めるとかいう原審判決にもかかわらず、そのような遅延損害金の請求は一切認めない計算方法での不当利得の返還義務があることを認める、とした上でそのうちの敗訴部分の請求の25%カット(ここが和解による相互の譲歩ってやつですが)で和解するという内容になっております。
ここまでで、お分かりかと思いますが、一つ前の判例紹介にある、違法金利の証書貸付から適法金利の不動産担保貸付に借り換えになった場合の不当利得計算に関する判例の控訴審がこれです。
積み残しの敗訴部分の理由が承服しかねるというので控訴した結果がこれです。
ということで、請求こそ、一部譲ったものの、理屈で完勝した(といっていいんじゃないかと)事例です。
理屈がアイフルにしか使えないというのと、私にしか使えないというのが特徴といえば特徴ですが。



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