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アイフル証書貸付から不動産担保貸付(不動産担保貸付が適法金利だと?)

一言多い裁判官が、利息制限法を越える約定金利の証書貸付から利息制限法の上限金利以下の不動産担保貸付になったら前者の過払いは後者の貸付には充当できないかのような前置き
だいたい不動産担保貸付にするときは、おまとめローンで金利安くしますよとかあこぎな勧誘しますし、不動産担保貸付の時点で合法金利になったりしますが。
そんな屁理屈私に通用するもんか、ということで結論としてはまあ、一連計算になる訳です。
証書貸付から不動産担保貸付でも充当を認めました、とか鼻息荒く判例紹介しているのをよく見かけますね(どことは言いませんが、まあ今日日判例の掲載しているところもあまり見かけませんので)。
証書貸付から不動産担保貸付になったとき不動産担保貸付が15%以下だったらどうなるか、というパターン、きちんと論証して同じ結論を導くこと出来ますか?
ということで、掲載する意味のある判決なんだろうな、ということで。
なお、判決は、支払期日が1日遅れたら、期日に支払う分だけは遅延損害金率で計算する利息制限法の4条改正前だから遅延損害金率が2倍だ、という判決になっているんですが、この部分は上訴でひっくり返しました。
残金全額の遅延損害金率の主張を受け、全額請求してこなかったから信義則に反するとか言っちゃって、支払期限の支払い分の遅延損害金扱いが認められているのに、残金全額について遅延損害金率にするのは信義則に反するという部分をドヤ顔で掲載している人結構見かけるんですけど、最高裁判例がそもそも、支払期限の到来した分につき遅延損害金として請求するのは信義則に反しないと判示した関係で、下級審裁判所は全部右に倣えしてないですか?
本件の控訴審はこの原審判決が最高裁判例をわざわざ引用して、支払期限に遅れた当期分につき遅延損害金率を適用することは信義則に反しないとか言ってくれちゃったので、80万円くらい請求棄却になったのですが、その部分を不満として争ったものです。
で、アイフルだけにしか利用できない特殊な事情で、控訴審、この支払期日に支払いが遅れた分の遅延損害金の請求も認めないということで当初の請求満額の支払義務を認めた和解になってます(この分認めさせるために、実際の返済額は原審で棄却された請求分の4分の1をカットしてますが)。

手前味噌ですが偉そうに言います。
消費者金融に対する不当利得返還請求訴訟で、私以上に実績のある弁護士は居ません。









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